私が子供のころ、住んでいた借家の玄関ドアは木製でした。建てつけが良くなくて、鍵を閉めるにはこつがいりました。

昭和の家にお住まいのかたから、木製の玄関ドアをアルミのものに取り換えしてほしいとの依頼がありました。こういう時に気を付けるのが、以前とのイメージがあまり違うものにしないということです。戸の開閉がスムーズになり、鍵も多くなって用心が良くなり、網戸が付いて風が通るので快適、そして外観は大きく変わらないとなれば、家への愛着はそのままです。住む人のために進化しながらも、受け継げるところは残しておけるようなリフォームを提案したいと思います。